「左打者キラー」の左腕投手
今回は、ライオンズの「左打者キラー」の左腕投手について考えて見たいと思います。
今はどのチームにも、「左打者キラー」の左腕投手が存在します。
ホークスの嘉弥真新也、イーグルスの高梨雄平、マリーンズの松永昂大、ファイターズの宮西尚生と公文克彦、バファローズの山田修義といったところです。
ライオンズの「左打者キラー」と言えば、野田昇吾と小川龍也です。
二人について、一昨年と昨季の成績を比較してみたいと思います。
【野田昇吾】
今振り返っても豪華だった第9回AAAアジア野球選手権の投手陣。数少ないNPB組の生き残りとなった野田昇吾に期待!(高校野球ドットコム) - Yahoo!ニュース
以上の記事の様に、新婚ホヤホヤの野田昇吾には大きな期待が寄せられています。
2018年 58試合登板 防御率3.51 19ホールド
2019年 23試合登板 防御率3.66 2ホールド
2018年にはフル稼働しましたが、2019年は大きく調子を崩しました。
来年27歳になり、最も脂の乗り切ったキャリアに入ります。
何とか復活して、チームの優勝に貢献して欲しいものです。
具体的には、50試合登板、防御率2点台、20ホールド以上を期待します。
【小川龍也】
2018年 15試合登板 防御率1.59 4ホールド
2019年 55試合登板 防御率2.58 15ホールド
2018年は、7月に途中加入してきたため、登板試合数は少なくなっています。
2年連続で、チームの屋台骨を支える活躍を見せました。
ドラゴンズから小川を獲得できなかったらと思うと、ゾッとします。
ただ、2019年は左打者に打たれるケースが目立ちました(対左打者の被打率.292、対右打者の被打率.188)。
本来の仕事である、左打者を抑える投球を見せてほしいです。
ただ、野田・小川の実績からして、1チームで2人しか「左打者キラー」がいないのは何ともさびしい。
球団も、ジャイアンツで戦力外となった森福允彦を獲得すべきでしたが、見送られてしまいました。
そこで、期待がかかるのが、ドラ1投手の齊藤大将です。
【齊藤大将】
1軍 9試合登板 防御率6.75 ホールド1
2軍 20試合登板 防御率3.82 ホールド0
うーん、成績を見ると、1軍で投げられるような投手ではありません。
ただ、若いだけに伸びしろはあります。
今季はファームで実績を上げ、野田・小川が不調やケガで離脱した時は、その代役となれるよう、スタンバイして欲しいです。
何とかドラ1の意地を見せてくれ!