今季期待を寄せる選手⑨:森友哉
「今季期待を寄せる選手」第9回目は、背番号10・森友哉です。
つい先日、やっちゃった男です(苦笑)。
森のバッティングは、もはや文句の付け所がないでしょう。
昨季、捕手でありながら、打率.329でパ・リーグの首位打者に輝きました。
辻発彦に「あいつは天才だから」とまで言わしめる選手です。
とにかく、バットコントロールが素晴らしい。
高い確率でヒットにできます。
あえてひとこと言うとすれば、昨季の本塁打23本はちょっと少ないかな~といったところです。
しかし、ホームラン欲しさにブリブリ振り回してもいけませんから、これでよいのでしょう。
今年も、内野手が極端に右に位置を取った「森シフト」を敷かれましたが、それをあざ笑うかのように無人の左方向にヒットを打ちました。
友哉、さすがです。
オープン戦での打率は.321、出塁率は.406と、今年も仕上げてきています。
問題は、捕手としてのリード面・キャッチ面でしょうね。
ただ構えるのではなく、チームメイトの岡田雅利のように、リードの意図するところをジェスチャーで表現してはいかがでしょうか。
また、難しいボールをキャッチしたりブロックしたりする技術は、まだまだ未熟です。
昨年のCSファイナルの初戦で、手痛いパスボールをしてしまったのは記憶に新しいところです。
もっとキャッチャーとしての練習や経験を積む必要があるでしょう。
まだ25歳と若いですが、以前も書いたように、山川穂高・外崎修汰・源田壮亮・森友哉の「四天王」は、生涯にわたってライオンズでプレーしてほしい選手です。
彼らの活躍を正当に評価した年俸を提示し続ける必要があるでしょう。
決して金満球団の手に渡ってはなりません。