対ホークス6連戦振り返り
今日は、昨日まで行われた対ホークス6連戦を、ごく簡単ではありますが振り返ってみたいと思います。
【不安を露呈した先発陣、安定感のあるリリーフ陣】
まず投手ですが、まあまあだったのがニール、本田圭佑、與座海人、今一つだったのが高橋光成、最低最悪だったのが今井達也と松本航、といったところでしょうか。
「ナイスピッチング!」と言える投手はいませんでした。
全体として、先発投手陣は低調のような気がします。
特に、今井と松本は酷く、次回登板に1軍生き残りがかかっています。
次回登板でも試合を作れないようであれば、即刻2軍行きです。
いくら過密日程とはいえ、先発投手は1週間に1度しか投げないのですから、もっとちゃんと試合を作ってほしいと思います。
これに対して、リリーフ陣は安定しています。
基本の勝ちパターンは、平井克典・ギャレット・増田達至の3人。
彼らに加え、必要に応じて、平良海馬・宮川哲・浜屋将太・森脇亮介・小川龍也が起用できます。
ホークス相手に手痛い追加点を奪われるシーンもありましたが、リリーフ陣は大崩れせず、ここまで来ています。
特に、ギャレットの存在は大きいですね。
「マーティンの二の舞い」との声もありましたが、今のところは比較的制球が良いです。
できれば、「左殺しの左腕」がいれば盤石なのですが、その役割を期待できる投手がいません。
小川にその役割を任せたいのですが、昨季といい今季といい、対左で打たれてますので、無理でしょう。
ちなみに、田村伊知郎も1軍登録されていますが、彼は2軍レベルの投手です。
早く抹消した方が良いでしょう。
【流れを変えた木村文紀のホームラン】
一方、攻撃陣については、26日の木村文紀のホームランが非常に大きかったです。
バンデンハークにあわやノーヒットノーランをされた翌日の26日、逆転を許し厳しい場面でしたが、木村に逆転満塁弾が飛び出し、流れが変わりました。
木村の一発が出て以降、ライオンズ打線は本来の活発さを取り戻し、「多少のビハインドなら逆転できる」という流れが生まれました。
個々の選手で見ると、なんといっても山川穂高の調子が上向いてきたのが好材料です。
この6試合で5本のホームランを打ち、パ・リーグのホームランダービーのトップタイにいます。
対ファイターズ戦を見る限りはどうなることかとヒヤヒヤしましたが、いつも通りの山川に戻ってきてくれました。
また、中村剛也・栗山巧の両ベテランは、好調を維持しているように思えます。
休ませながらの起用になるでしょうが、2人の活躍はライオンズにとって欠かせません。
外崎修汰は、最悪だった状態から脱し始めているように見えます。
27日の試合で2打点あげ、逆転に貢献しました。
森友哉は、まだまだ持ち前のバットコントロールの良さを見せられていないように思います。
昨日のサヨナラヒットで流れが変わると思いたいです。
23日の試合で大ブレイクしたスパンジェンバーグについては、打率はまずまずですが、フォアボールを選ばないのが難です。
打率≒出塁率、になってしまっています。
トップバッターを担うのであれば、ボール球に手を出さずフォアボールを選ぶ機会をもっと増やさなければなりません。
そして、もっとも不安なのが、源田壮亮です。
打率は.162と、2番を打たせるには厳しい状態です。
なんとか持ち直すきっかけが欲しいのですが…。
バファローズ戦で流れが変わるのを祈るのみです。
下位打線ですが、8番・木村、9番・金子侑司のところに、鈴木将平と川越誠司が起用され始めています。
この下位打線にチャンスが回ってくることも多く、これからの選手起用が重要になってきそうです。
【油断できないバファローズ戦】
さて、明日からは対バファローズ6連戦です。
相手はマリーンズに6連敗を喫していますが、「これは楽勝だ!」と油断していると、足元をすくわれると思います。
バファローズは、負けたとはいえ、マリーンズ6連戦のうち4戦が1点差ゲームと、競り合っています。
また、長期連敗しているからこそ、是が非でもライオンズ戦は勝ち越したいと思っているはず。
まったく油断できません。
ライオンズは、攻撃陣は持ち直し始め、リリーフ投手陣もかなり安定しているので、あとは先発投手です。
どの投手も、最低限クオリティスタートで行ってほしい。
特に、今井と松本は、危機感を持ってほしいです。