今季期待を寄せる選手⑪:高橋光成
「今季期待を寄せる選手」第11回目は、背番号13・高橋光成です。
背番号12・渡邉勇太朗を取り上げようかと思いましたが、彼の場合はあくまで将来の戦力であり、「今季期待を寄せる選手」ではないので、飛ばします。
高橋光は、今年の練習試合・オープン戦では、まあまあの仕上がりを見せました。
昨季は2ケタ勝利を挙げましたが、今季もやってくれると期待しています。
ただ、防御率の方は、昨季4.51と非常に悪く、打線の力で勝たせてもらったという側面があります。
今季は、悪くとも防御率は3点台でお願いします。
高橋光の場合、カギを握るのがフォークの制球です。
フォークを決め球だけでなく、カウントを整える球としても使ってきます。
徹底して低めに投げられれば良いのですが、高めに浮くと打たれてしまいます。
今季はフォークを低めに集められるかがカギを握ると思います。
また、対右打者の被打率が.252なのに対し、対左打者の被打率が.354と、極端に左打者を苦にしています。
ホークスの柳田悠岐、ファイターズの近藤健介、バファローズの吉田正尚といった強力な打者と対することになるので、いかに彼らを抑えるのか、対策を考える必要があります。
公式戦の開幕が遅れているので、この時期を使って、過去の映像を振り返り、左打者対策を練るのが良いと思います。
また、昨季は終盤になって右ひじの違和感で離脱してしまい、クライマックスシリーズでも投げることができませんでした。
今季は、ケガしないよう十分にケアし、1年を通して活躍してほしいと思います。