「ワンポイント禁止」に対する考え
今日は、いわゆる「ワンポイント禁止」のルール改正について考えたいと思います。
NPBと12球団が「ワンポイント禁止」本格検討へ(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
「ワンポイント禁止」とは、正式に言うと、「ピッチャーは最低3人の打者と対決するか、イニングの終わりまで投げなくてはならない。ただし、やむを得ない負傷や病気の場合は除く」という規定です。
この制度が導入される背景にあるのは、試合時間の短縮です。
メジャーリーグでは、投手交代による試合の長時間化を防ぐため、今季から「ワンポイント禁止」が導入されます。
「ワンポイント禁止」については、賛否両論があると思います。
「ワンポイント禁止」に対する私の考えは、「導入には反対したいが、実際には導入せざるを得ないだろう」ということです。
試合終盤での「左対左」の対決は、試合の大きな見せ場の一つであり、今後も楽しみにしたいものです。
そのような機会が減ってしまうのは、なんとも寂しい。
「試合時間の短縮」といっても、「ワンポイント禁止」による短縮の効果は、さほどではないと思います。
以上のような理由から、本来であれば「ワンポイント禁止」には反対したいところです。
しかし、残念ながら、メジャーリーグが導入した以上、日本でも導入せざるを得ないだろうというのが、私の考えです。
特に大きいのは、WBCなどの国際試合で「ワンポイント禁止」が導入されれば、それに従わざるを得ない、ということです。
いわゆるワンポイントが認められているかそうでないかは、試合展開やチーム作りに大きな影響を及ぼします。
国際大会での優勝を本気で目指すのであれば、メジャーリーグで導入された制度を日本でも導入するのは、避けれられないことだと思います。
いずれにしても、今季からメジャーリーグで「ワンポイント禁止」が導入されるので、その影響はどのようなものになるのか(「どれほどの試合時間の短縮につながるのか」、「どのような投手起用が行われるようになるのか」、など)を見ることができます。
その結果を受けて、今季終了後に改めて検討する必要があると思います。